西ヨーロッパ駆け足日誌1967

1967年は短期駐在員としてソ連(ロシア)のモスクワにいた。当時117日は革命記念日で、旧ソ連邦最大のお祭りであった。そのため、地方から集まってくる共産党の偉い人のための宿舎が必要であるとの理由で、外国人滞在者は一ヶ月ぐらいの間、国外に放り出される。やむを得ず、西ヨーロッパへ出ることになった。もちろん、休暇ではなく、この間に代理店を探してこいとの業務命令が下った。結果として40日で7カ国、19都市を廻った。いずれ、その後の滞在記を書き、それぞれの町を個別に語ることにするが、ここは、とりあえず駆けずり廻った町々の通過記録である。写真も安物の絵葉書並となってしまった。当時の日誌を見ると、むやみに「たいしたことない」を連発している。緊張に押し潰されまいと力み返っていた当時を感じ、苦笑いしてしまった。

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