オーストリア(ウイーン)

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フランクフルト経由でウイーンへ飛ぶ。

ウイーンは東欧への玄関である。東欧の何処へ行くにもウイーンを経由する。今回の目的はルーマニアとブルガリアへ行くことだが、まずはウイーンで体勢を整える。翌々年も、東欧へ行くときには、必ず寄ったので、馴染みの町になった。ウイーンは京都に似て、一見さんに冷たい。初回は無愛想で、二度目は「また来たか」となり、三度目で「おう来たな」となる。それでもウイーンは欧州でのお気に入りの町になった。いつでも行きたい。

11/20(月)ホテル クレムスレーラー、ウイーン 

今オーストリアのウイーンにいる。ウイーンに着いてもう4日目になる。時間待ちのため、4日間も滞在したが、ドイツから出てきて、ほっとしたのか、割合のんびり過ごせた。ウイーンの森(森と云うより山である)へも行ったし、ウイーン少年合唱団も聞いた(教会のてっぺんで聞いたので、声はすれども姿は見えずだった)。ハンガリー料理店ではバイオリン弾きが耳の隣で鳴らしてい る。「第三の男」に出てくる「大観覧車」や最後の場面の道へも行った。ウイーンは感じの良い町である。物価の高いのを別にすれば。

グラーベン通りの真ん中に、奇妙な形をした柱がある。ペストが終息した記念に作られたとのこと。

町の中心にシュテファン大聖堂があり、そのドームはランドマークになっている。

 

クリスマスの4週間前から降臨節と呼ばれる期間となり、色々な催しが行われる。この大聖堂前の行進もその一つ。つまりクリスマスまでの一月はお祭り騒ぎということになる。

ウイーン滞在中、ドイツのはっきりしない天気と違い、晴天に恵まれた。確か、夜に人工衛星が見えた。それほど空は澄んでいる。

 

写真はプラターと呼ぶ遊園地にある観覧車と並木道だが、人気のない夕方の風景である。澄みきった大気が冷たい。

ウイーンで詐欺にかかりそうになった。ウイーン宮殿近くを歩いていると、自称ベルギー人が近寄ってきて、あれこれ云いながら、コーヒーでも飲もうと云う。面白半分で付いていくと、おもむろにトランプを取り出した。これは危ないというわけで、逃げ出したが、後で聞いたら日本人と見れば、寄ってきて、トランプで金を巻き上げる有名な奴だそうだ。彼に取ってみれば、カモに逃げら れたことになり、がっかりしたと思う。こちらはコーヒー代を損した。これも経験の一つ。ウイーンの菓子は旨い。日本に持ち帰れないのが、残念。

自称ベルギー人の手際には感心した。トランプをやろうと言い出した時、先ほどまで何もなかったテーブルの上にカードが載っている。何時並べたのか全く分からなかった。

 


写真をよく見ると、国会議事堂の前を乳母車が通っている。ウイーンらしい。


 

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